こんにちは。ご覧頂きありがとうございます。
今回は10歳の娘・メエ子が苦手だったエスカレーターに何とか乗られるようになるまでの記録です。
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エスカレーター怖い!階段で行く!!
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(いずれお友達とでかける時に困る事にならないか心配・・・😟)
元々メエ子はエスカレーターに乗れていたのですが、あるきっかけで怖がるようになってしまいました。
最初にメエ子が自分で立ってエスカレーターに乗れるようになったのは4歳位でした。
しかし、6歳の頃に突如としてエスカレーターを怖がるようになりました。
きっかけとして思い当たるのは、ショッピングモールで職業体験のイベントがあった際に何度もエスカレーターを上り下りしたことです。
その時に足を踏み外して危なかった、といった出来事があったわけでもなかったのですが、それ以降エスカレーターを怖がるようになりました。
「どうして怖いのかな??🧐」
と訊いても、
「怖いの😢」
というばかりで、本人も上手く説明できないようでした。
「そっかあ〜・・・」
としか母は言えません。
それから2年間程はひたすらエスカレーターを避け、エレベーター(これも少し怖がる)か階段を利用していたのですが、
家族だけで行動する時はそれでよくても、毎年夏に恒例のショッピングセンターでの職業体験の際エスカレーターに乗れずに他の体験参加者グループとはぐれ、スタッフさんにご迷惑をおかけすることもありました。
この職業体験は親が一緒なのではぐれても合流できましたが、人見知りな娘が1人の時に似たような事が起こったらと思うと心配です。
そして、9歳の誕生日を目前にした時期になり
「これから高学年になり、校外学習や宿泊学習でグループ行動をする時にエスカレーターが苦手だとこの子がクラスメイトとはぐれたり、エスカレーターが苦手なことを揶揄われたりするのでは・・・🤔」
と思い、娘と話し合いました。
ぽん「これからメエ子が学校の行事で友達とエスカレーターを使う事も出てくるかもしれない。
その時にエスカレーターが怖いままで乗れないと、友達とはぐれてしまうかも。
そうならないように、ママと一緒にエスカレーターに乗る練習をしない?」
そう話すと娘は「わたった」と不安げに了承しました。
そうして近所のスーパーのなるべく人の少ない時間を狙って、普段あまり使う人のいないエスカレーターで娘とエスカレーターに乗る練習を始めました。
娘も恐怖と戦いながら何とか足を踏み出そうとするのですが、
やはりどうしても怖がります。
「無理〜(T_T)
怖い〜(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
と泣き出すメエ子。
怖がっているのに無理なことを強いているのかな・・・😰
親子でスーパーで途方に暮れました。
道行く人に心配そうな目を向けられる中、必死に
「大丈夫だよ、元々メエ子はエスカレーター乗れていたんだし😃💦」
と励ます母ですが、メエ子の大泣きは止まりません。
結局その日は諦めて帰りました😔
その後、いつも通っていた子供の居場所的な施設に遊びに寄りましたが、大泣きした後のメエ子は不機嫌😒です。
「すみません、今スーパーでエスカレーターに乗る練習をしていたんですが上手く出来ずに暴れて機嫌が悪くて💦」
と、施設のスタッフであるものしり先生に説明しました。
すると、先生は
「そっかあ、メエちゃんはエスカレーターが怖いのね☺️」
と、優しく受け止めて下さいました🥺
ぽん「そうなんです。以前は乗れたんですけど、2年ほど前に急に怖がり出して苦手になって・・・」
先生「そうなんですね。大きくなって何が危ないかの判断が出来るようになった成長でもありますね😊」
メエ子がエスカレーターに乗れず今後苦労したらどうしようと焦っていた私は、先生のポジティブな捉え方にホッとしました。
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ウチのコにも苦手な事があったんですけど、最近大丈夫になりました。
どうして苦手なのかを紙に書いて整理して、「自分はこういう理由でこれが苦手なんだ」と子供自身で理解して、じゃあどうしたいかを一緒に考えました。
先生のアドバイスを聞いて、そういえばメエ子が機嫌が悪くて黙りを決め込んだ時に以前筆談でコミュニケーションを取っていた事があったことを思い出しました💃
紙に書いて思考の整理をしてみよう!!🧘
その日の夜、早速メエ子と話し合いました。
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エスカレーターが怖いってこと、紙に書いてみようか
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??
「エスカレーターが怖い」
と紙に書き、そのまま「理由」を掘り下げて整理しました。
「スピードが速いから怖い」と、具体的に怖い理由を突き詰めてくと、メエ子は
「もしエスカレーターで転んだら痛いから怖い」
という恐怖心をもっていることがわかりました。
「転んだら痛い」は当たり前のことですが、エスカレーターに乗る際に多くの人がリスクとして認識しながらも、
「まあ大丈夫だろう」
「そんなことはまず滅多にないだろう」
と深く考えなかったり、そもそもそんな発想を持っていないことに対してメエ子は強く恐怖心を感じ、その結果エスカレーターに乗ることが出来ない。
ぽん「そっか、メエ子はエスカレーターで転んだら怪我したり痛い思いをするからこわいんだね。」
ぽん「このままエスカレーターにのれないままだとどうなるか、紙に書いて考えてみようか。」
娘と二人で紙に「エスカレーターに乗れなかったらおきるかもしれないこと」
をまとめました。
・お友達とイオンに行ったとき、行きたい場所までエスカレーターを使いたい時に困るかもしれない
・学校で修学旅行に行ったとき、旅行先でエスカレーターがあったら困るかもしれない
改めて紙に書くと
メエ子「エスカレーターに乗れるようになりたい」
と娘自身が「頑張ってエスカレーターに乗る練習をしたい」と言いました。
母「わかったよ。一緒に練習しよう。」
娘の気持ちの変化を嬉しく思いました。
そして、「エスカレーターで転ぶのが怖いんだよね。
じゃあもし転んだらどうなるか考えてみよう」と失敗したときのケースを紙に書いてみました。
登りのエスカレーターで転ぶ→乗るときの失敗ならまだ大して上に上がっていないから平らな道で転ぶのとあまり怪我のレベルは変わらない
下りのエスカレーターで転ぶ→ママが先に乗ってメエ子を支えるから大丈夫
具体的に失敗しても大したことないよと紙に書くことで気休めであっても娘の恐怖心が和らげばと思い、書き出しました
ただ頑張るのではなく、成功したら大好きな推しの子のアイちゃんのシールセットをご褒美に買おうね、と約束しました。
そして次の日同じく人の少ないエスカレーターで勇気を出してメエ子は頑張りました。
母に「乗れないと困るよ」と言われて嫌々したのではなく、
紙に書き自分の気持ちとエスカレーターに乗れないことによるデメリットを整理し、自分で「乗れるようになりたい」と思ったことで心が決まったように見えました。
五分ほど躊躇したあと自分のタイミングで足を踏み出し、見事の登りのエスカレーターに乗ることができました。
上りのほうが失敗しても転げ落ちるわけでは無いので怖くないようでした。
一度成功したらそのまま何度も出来、その日のうちに下りのエスカレーターにも乗れるようになりました🥹
今でも人が多いショッピングセンターでエスカレーターに乗るときは「怖いからエレベーターにする」という事もありますが、時間をかけて心の準備をすれば乗れることが多くなりました。
娘の成長と頑張りを嬉しく思います。
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